潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは
大腸はおよそ2メートルの長さで、水分やミネラルを吸収して便を形作る働きをしています。
盲腸(もうちょう)、結腸(けっちょう)、直腸(ちょくちょう)に分かれます。
潰瘍性大腸炎とは大腸の粘膜が慢性的に炎症をおこす病気です。
近年増加傾向で20歳代、50歳代で発病することが多いです。
病気の仕組みや治療でまだわからないことが多く、難病に指定されています。
潰瘍性大腸炎の原因と症状
原因はまだよくわかっていませんが、遺伝的素因、環境因子が関係して、大腸の粘膜が過剰反応をおこすためと言われています。
症状は下痢、下血、腹痛、発熱、貧血、食欲不振、体重減少、などがあります。
下痢がひどい時は1日に10~20回くらいトイレに行くこともあります。治まったり(完解)、再発したり(再燃)、完全に治ることの少ない慢性的な病気です。
潰瘍性大腸炎の診断と治療
大腸カメラで診断することができます。
内服、坐薬、浣腸などで治療します。
重い症状の場合には手術を行うこともあります。
食事は脂肪、食物繊維を多く含む食品、消化の悪いものは控えましょう。
また、香辛料、珈琲、お酒などの刺激物は控えましょう。