大腸がん
大腸がんとは
大腸はおよそ2メートルの長さで、水分やミネラルを吸収して便を形作る働きをしています。
盲腸(もうちょう)、結腸(けっちょう)、直腸(ちょくちょう)に分かれます。
大腸がんとは大腸の粘膜に発生するがんです。死亡数は女性では第1位、男性では肺がん、胃がんに次いで第3位です。
現在増加傾向で50歳代から増えはじめます。
大腸がんの原因と症状
高脂肪、高たんぱく、食物繊維の不足、といった食生活の変化が原因と言われています。便が長い間大腸に留まることで負担がかかってしまいます。
その他の原因として加齢、遺伝的要因があります。
初期の大腸がんは無症状のことが多いです。
進行してくると腹痛、便秘、細い便が続く、長く続く下痢、下血、下腹部の膨満感、急激な体重減少、などがあります。
大腸がんの診断と治療
大腸カメラで診断することができます。
初期の大腸がんで大腸カメラによる切除ができれば、体に負担の少ない方法でがんを完全に取り切ることができます。
進行がんに対しては手術、抗がん剤、放射線があり、進行度にあわせて治療方法が決まります。研究が日々進んでおり、治療成績は上がってきています。
大腸ポリープ
大多数は良性の腫瘍ですが、一部にがんが含まれていることがあります。放置すると年単位で徐々に大きくなり、やがては進行がんになることがあります。
大腸ポリープは大腸がんの予備軍と言えます。発見された場合は、大腸カメラで切除することができます。
当院は日帰り大腸ポリープ切除を行っています。